カルノシン 7つの効果・効能と副作用 Carnosine


カルノシン(L-カルノシン)は、イミダゾールジペプチドの一種です。
抗疲労作用のほか、最近は抗糖化作用に注目されています。
鶏肉や牛肉やうなぎなどに豊富に含まれています。

カルノシンの効果副作用を世界の大学や研究機関の論文からエビデンスベースで紹介します。

研究論文紹介・目次

1)カルノシンは疲労を軽減する。
2)カルノシンは老化を防ぐ。
3)カルノシンはがんを予防する。
4)カルノシンは抗酸化作用を持つ。
5)カルノシンは糖尿病を防ぐ。
6)カルノシンは脳に良い。
7)カルノシンは目に良い。
カルノシンの飲み合わせ・相互作用
カルノシンの副作用
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カルノシン 効果

 

1)カルノシンは疲労を軽減する

エビデンス高

2005年から2015年の間に発表された無作為化臨床試験において、「ベータアラニン」、「ベータアラニンおよび運動」、「カルノシン」または「カルノシンおよび運動」という用語についてデータ分析した結果によると、23の研究があり、運動の時間、酸素消費および疲労までの時間に統計学的有意差は観察されなかったが、筋肉の疲労感および生化学的パラメータが有意に改善された。また、運動能力の改善については疲労軽減よりは少ないものの証拠が見出された。(参照論文 1)

女性において骨格筋のカルノシン量が多いと等速性収縮(アイソキネティック)や等尺性筋収縮(アイソメトリック)の疲労に対する抵抗性が上昇する。また、女性のカルノシン量は食事中のタンパク質摂取量によって影響される。(参照論文 2)


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2)カルノシンは老化を防ぐ

カルノシンは抗酸化および抗グリコシル化特性を有し、老齢ラットにおいて、加齢の病因に重要な役割を果たす糖化最終生成物(AGE)およびマロンジアルデヒド、タンパク質カルボニル、進行した酸化タンパク質産物レベル、ならびに血清および肝臓における活性酸素種形成を有意に減少させることが観察された。(参照論文 3)

2型糖尿病のモデルラットにおいて、カルノシンは、腎臓における酸化ストレスおよび糖化最終産物(AGE)の蓄積を減少させる。(参照論文 4)

2018年4月の終わりまでのカルノシン論文について国際的な情報源を検索し、基準を満たした36の研究において、2つの研究を除いて、カルノシンが抗糖化特性を有し、タンパク質カルボニルの形成および還元された糖によって誘導される架橋を妨げる可能性があることを示している。しかし、人間の研究はほとんどなかった。カルノシンがAGEsの形成を妨げるメカニズムは、さらなる研究が必要である。(参照論文 5)


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3)カルノシンはがんを予防する

カルノシンは結腸癌細胞の生存率を低下させ、HIF-1αおよび多剤耐性タンパク質MDR1-pgの発現を減少させ、結腸がん細胞のアポトーシスを誘導する。(参照論文 6)

カルノシンは、低酸素誘導因子1α(HIF-1α)の活性を低下させる。 HIF-1αは、肺癌、乳癌、前立腺癌、胃癌および大腸癌を含む多くのタイプのヒト癌において過剰発現され、腫瘍における薬物および放射線に対する耐性の主要な原因である。(参照論文 7)


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4)カルノシンは抗酸化作用を持つ

カルノシンは、糖や多価不飽和脂肪酸(PUFAs)およびタンパク質などの内因性分子の分解的酸化経路から生じる危険な反応性アルデヒドに対する抗酸化物質として作用し得る。(参照論文 8)

カルノシン処理は、D-ガラクトース処理ラットの血清および組織中の酸化ストレスおよび糖化生成物を減少させた。(参照論文 9)


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5)カルノシンは糖尿病を防ぐ

糖尿病性腎症小児患者90人にカルノシンを12週間経口投与した結果、酸化ストレス、血糖コントロール、腎機能が有意に改善した。従って、カルノシンは、糖尿病性腎症の小児患者の治療のための安全かつ有効な戦略であり得る。(参照論文 10)

ブラセボと比較してカルノシンを投与された個体では、空腹時インスリンおよびインスリン抵抗性が減少し、これは年齢、性別および体重の変化の調整後も依然として有意であった。、カルノシン補充が2型糖尿病の予防のための有効な戦略であり得ることを示唆している。(参照論文 11)


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6)カルノシンは脳に良い

β-アラニル-L-ヒスチジン(カルノシン)は、アルツハイマー病のトランスジェニックマウスモデルにおいて高脂肪食を与えることによって引き起こされる認知低下を予防する。(参照論文 12)

カルノシンは、細胞内pH緩衝分子、亜鉛や銅をキレートし、抗酸化剤および抗架橋剤として作用することにより、ニューロン細胞を保護する中枢神経系に豊富な内因性ジペプチドである。また、アルツハイマー病の傷害要因のひとつであるアミロイド形成性ペプチド断片Aβ1-42の凝集を阻害する。(参照論文 13)


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7)カルノシンは目に良い。

カルノシン処理は糖尿病ラットの白内障の進行を遅延させ、遅延は糖尿病の第4週に統計的に有意であった。AGE(糖化最終生成物)形成の阻害によることを示唆している。(参照論文 14)

カルノシンは薬理学的シャペロンとして働き、加齢性黄斑変性症などの神経変性障害、白内障および他の多くのタンパク質ミスフォールディング疾患の重症度を低下させる。(参照論文 15)


 

注意カルノシンの飲み合わせ・相互作用

カルノシンは亜鉛や銅をキレート(ミネラルの吸収を抑える)する。亜鉛過多による神経変性疾患の予防の際には有益となりうる。(参照論文 16)


 

注意カルノシンの副作用

800mg以上の単回投与で、感覚異常(paresthesia 外部からの刺激なくヒリヒリやチクチクなどの感覚が生じる触覚の異常)の症状が観察されることがある。(参照論文 17)

(カルノシン消化時に生じる)β-アラニンは、老齢ラットの心臓タウリンレベルの有意な減少をもたらす。(参照論文 18)


 

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出典 References

参照論文1 : Effects of beta-alanine supplementation on performance and muscle fatigue in athletes and non-athletes of different sports: a systematic review. (2017年)
参照論文2 : Influence of Skeletal Muscle Carnosine Content on Fatigue during Repeated Resistance Exercise in Recreationally Active Women (2017年)
参照論文3 : Antiglycation and anti-oxidant efficiency of carnosine in the plasma and liver of aged rats. (2017年)
参照論文4 : Effect of Carnosine on Renal Function, Oxidation and Glycation Products in the Kidneys of High-Fat Diet/Streptozotocin-Induced Diabetic Rats. (2017年)
参照論文5 : Carnosine and advanced glycation end products: a systematic review. (2018年)
参照論文6 : l-carnosine dipeptide overcomes acquired resistance to 5-fluorouracil in HT29 human colon cancer cells via downregulation of HIF1-alpha and induction of apoptosis. (2016年)
参照論文7 : The Anti-Proliferative Effect of L-Carnosine Correlates with a Decreased Expression of Hypoxia Inducible Factor 1 alpha in Human Colon Cancer Cells (2014年)
参照論文8 : Carnosine and carnosine-related antioxidants: a review. (2005年)
参照論文9 : Carnosine Treatment Diminished Oxidative Stress and Glycation Products in Serum and Tissues of D-Galactose-Treated Rats. (2018年)
参照論文10 : The effect of 12 weeks carnosine supplementation on renal functional integrity and oxidative stress in pediatric patients with diabetic nephropathy: a randomized placebo-controlled trial. (2018年)
参照論文11 : Effects of carnosine supplementation on glucose metabolism: Pilot clinical trial. (2016年)
参照論文12 : β-alanyl-L-histidine rescues cognitive deficits caused by feeding a high fat diet in a transgenic mouse model of Alzheimer's disease. (2013年)
参照論文13 : Anti-Aggregating Effect of the Naturally Occurring Dipeptide Carnosine on Aβ1-42 Fibril Formation (2013年)
参照論文14 : Protection against adriamycin-induced cardiomyopathy by carnosine in rats: role of endogenous antioxidants. (2011年)
参照論文15 : Advanced drug delivery of N-acetylcarnosine (N-acetyl-beta-alanyl-L-histidine), carcinine (beta-alanylhistamine) and L-carnosine (beta-alanyl-L-histidine) in targeting peptide compounds as pharmacological chaperones for use in tissue engineering, human disease management and therapy: from in vitro to the clinic. (2010年)
参照論文16 : Zinc, Carnosine, and Neurodegenerative Diseases (2018年)
参照論文17 : Role of beta-alanine supplementation on muscle carnosine and exercise performance. 2010 (2010年)
参照論文18 : Lipid peroxidation potential and antioxidants in the heart tissue of beta-alanine- or taurine-treated old rats. (2008年)

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