ケルセチン 4つの効果・効能と副作用Quercetin


ケルセチンとは、タマネギの皮などに含まれるフラボノイドの一種です。
植物中にはルチンなどのケルセチン配糖体としても含まれています。

ケルセチンの効果副作用を世界の大学や研究機関の論文からエビデンスベースで紹介します。

研究論文紹介・目次Contents

1)ケルセチンは肥満を改善する。
2)ケルセチンはがんを予防する。
3)ケルセチンは炎症を抑える。
4)ケルセチンは血管と血圧を改善する。
ケルセチンの飲み合わせ・相互作用
ケルセチンの副作用
ケルセチン購入

ケルセチン 効果
 

1)ケルセチンは肥満を改善するエビデンス高

ケルセチンは、マウスにおいて、高脂肪食に起因する体重増加を減少させ、インスリン感受性およびグルコース不耐性を改善した。(参照論文 1)

マウスでは、ケルセチン補給により体重が40%近く減少し、脂肪蓄積および炎症関連サイトカインの発現が抑制された。(参照論文 2)

ケルセチンは、AMPKおよびMAPKシグナル伝達経路によって、脂肪細胞の形成を阻害し、存在する脂肪細胞を自己破壊させる。(参照論文 3)

高用量のケルセチン投与は、肥満ラットにおいて血糖値を低下させ、血中脂質を改善し、高血圧を低下させた。(参照論文 4)


ダイエットサプリ一覧

2)ケルセチンはがんを予防する

ケルセチンの摂取は、胃がんと大腸がんのリスク低下に関して有望である。 (参照論文 5)

ケルセチンは、がん細胞増殖に関与する複数の酵素を阻害する。(参照論文 6)

白血病のマウスにケルセチンを投与すると、未治療対照群と比較して寿命が5倍に増加した。(参照論文 7)


がんを予防するサプリ一覧

3)ケルセチンは炎症を抑える

ケルセチンは、炎症性サイトカインTNF-αの遺伝子発現を阻害する。(参照論文 8)

ケルセチンは、MCP-1などのケモカインやIL-6およびIL-8など炎症性サイトカインの放出を減少させる。(参照論文 9)

ケルセチンは、炎症関連メディエイターであるプロスタグランジンの形成を阻害する。(参照論文 10)

ケルセチンはIgEアレルギー反応の強力な抑制因子である。(参照論文 11)

クエルセチンは、ヒスタミンH1受容体のアップレギュレーションを阻害する。(参照論文 12)

ケルセチンは、ヘムオキシゲナーゼ-1の発現を増加させることにより、脳における抗炎症剤(炎症が悪化するアルツハイマーおよびパーキンソン病の保護剤)として作用する可能性がある。(参照論文 13)


炎症を抑えるサプリ一覧

4)ケルセチンは血管と血圧を改善する。

クエルセチンは血圧を低下させ、高血圧の重篤度を低下させる。(参照論文 14)

ケルセチンは、高血圧の治療および心臓血管の健康の促進に有望である。(参照論文 15)


 

注意ケルセチンの飲み合わせ・相互作用

ケルセチンにはいくつかの薬物代謝酵素の阻害や促進の作用があり、いくつかの薬が安全でないレベルになる可能性がある。(参照論文 16)

ケルセチンはレスベラトロールと同時に摂取すると相乗的にその効果を高める。(参照論文 17)

ケルセチンは、ダサチニブと組み合わせると、老化細胞のアポトーシスを選択的に促進する薬物(老化細胞除去薬、セノリティック、senolytics)となる。※ケルセチン単体ではその機能はない。(参照論文 18)


 

注意ケルセチンの副作用

ラットにおいて、ケルセチンに甲状腺機能の阻害とヨウ素の取り込みを阻害する作用が確認されており、補充療法および治療的使用には注意が必要である。(参照論文 19)

ラットにおいて、ケルセチンの濃度依存的に神経細胞がアポトーシス(プログラム細胞死)および壊死することが確認されている。(参照論文 20)

高濃度のホモシステインは、脳卒中および心臓発作と関連しているが、ヒト肝臓癌細胞培養において、ケルセチンはホモシステイン濃度を有意に増加させた。(参照論文 21)


 
出典 References
参照論文1 : Quercetin reduces obesity-associated adipose tissue macrophage infiltration and inflammation in mice: a mechanism including AMPKα1/SIRT1 (2014年)
参照論文2 : The inhibitory effects of quercetin on obesity and obesity-induced inflammation by regulation of MAPK signaling. (2015年)
参照論文3 : The anti-obesity effect of quercetin is mediated by the AMPK and MAPK signaling pathways. (2008年)
参照論文4 : Quercetin ameliorates metabolic syndrome and improves the inflammatory status in obese Zucker rats. (2008年)
参照論文5 : A comprehensive meta-analysis on dietary flavonoid and lignan intake and cancer risk: Level of evidence and limitations. (2017年)
参照論文6 : Quercetin in Cancer Treatment, Alone or in Combination with Conventional Therapeutics? (2015年)
参照論文7 : Quercetin, a Natural Flavonoid Interacts with DNA, Arrests Cell Cycle and Causes Tumor Regression by Activating Mitochondrial Pathway of Apoptosis (2016年)
参照論文8 : The Flavonoid Quercetin Inhibits Proinflammatory Cytokine (Tumor Necrosis Factor Alpha) Gene Expression in Normal Peripheral Blood Mononuclear Cells via Modulation of the NF-κβ System (2006年)
参照論文9 : Role of quercetin (a natural herbal compound) in allergy and inflammation. (2006年)
参照論文10 : Quercetin Suppresses Cyclooxygenase-2 Expression and Angiogenesis through Inactivation of P300 Signaling (2011年)
参照論文11 : Quercetin and Its Anti-Allergic Immune Response (2016年)
参照論文12 : Quercetin inhibits transcriptional up-regulation of histamine H1 receptor via suppressing protein kinase C-δ/extracellular signal-regulated kinase/poly(ADP-ribose) polymerase-1 signaling pathway in HeLa cells (2013年)
参照論文13 : Inhibition of iNOS gene expression by quercetin is mediated by the inhibition of IkappaB kinase, nuclear factor-kappa B and STAT1, and depends on heme oxygenase-1 induction in mouse BV-2 microglia. (2005年)
参照論文14 : Quercetin Reduces Blood Pressure in Hypertensive Subjects (2007年)
参照論文15 : Quercetin: A Treatment for Hypertension?—A Review of Efficacy and Mechanisms (2010年)
参照論文16 : Studying the Inhibitory Effect of Quercetin and Thymoquinone on Human Cytochrome P450 Enzyme Activities. (2018年)
参照論文17 : The combination of resveratrol and quercetin enhances the individual effects of these molecules on triacylglycerol metabolism in white adipose tissue. (2016年)
参照論文18 : New agents that target senescent cells: the flavone, fisetin, and the BCL-XL inhibitors, A1331852 and A1155463. (2017年)
参照論文19 : The flavonoid quercetin inhibits thyroid-restricted genes expression and thyroid function. (2014年)
参照論文20 : Cell death and neuronal arborization upon quercetin treatment in rat neurons. (2008年)
参照論文21 : The polyphenol quercetin strongly increases homocysteine production in a human hepatoma (Hep G2) cell line. (2006年)

広告

広告準備中