がんを予防する10のサプリを紹介Prevent-cancer


がんに罹ってしまったら医療機関で適切な治療を受けるのが一番です。
しかし健康体でがんを予防することを考えたときは、現状では健康な人向けのがんの予防薬というようなものは存在しませんので、サプリメントも選択肢に入ってきます。
動物実験や培養皿での実験も含めて、がん予防を視野に入れた研究報告を集めました。

がんを予防する効果を持つ可能性があるサプリメント成分を、世界の大学や研究機関の論文からエビデンスベースで紹介します。

がんを予防する成分・目次Contents

1)クルクミン
2)レスベラトロール
3)アスタキサンチン
4)ケルセチン
5)DHA と EPA
6)ビタミンK2
7)ニコチンアミドリボシド
8)カテキン
9)亜鉛
10)カルノシン

がんを予防するサプリ
 

1)クルクミン

クルクミンはがん腫瘍の開始抑制、促進抑制および転移を抑制できることを示唆している(転写因子NF-κB、成長因子レセプターEGFRおよびHER2などをダウンレギュレートする)。(参照論文 1)

クルクミンは、腫瘍における新しい血管の成長(がんの血管新生)を減少させる。(参照論文 2)

クルクミンは、ミトコンドリア経路を介して皮膚がんの悪性黒色腫における細胞死を誘導する。(参照論文 3)

クルクミンとピペリンの同時摂取は、乳房幹細胞の自己再生を阻害することによって乳癌を予防する可能性がある。(参照論文 4)

クルクミンは、腸の癌に対する化学的保護に関連するビタミンD受容体を活性化する。(参照論文 5)


クルクミン 8つの効果と副作用

2)レスベラトロール

レスベラトロールは癌細胞の遺伝子発現を変化させて増殖を阻害する可能性がある。(参照論文 6)

レスベラトロールは、ホルモン依存性がんが広がるのを防ぐ可能性がある。(参照論文 7)

レスベラトロールは乳がんを予防できる。(参照論文 8)

レスベラトロールは白血病細胞の増殖を阻害する。(参照論文 9)


レスベラトロール 6つの効果と副作用

3)アスタキサンチン

ラットの化学的に誘発された結腸がんと大腸がんに対して、アスタキサンチンは肯定的かつ有益な効果を有する。(参照論文 10)

アスタキサンチンはマウスの乳がん細胞腫瘍増殖を遅延させ、免疫応答を調節したが、腫瘍開始後のアスタキサンチン補充は禁忌である可能性がある。(参照論文 11)

アスタキサンチンは、抗がん免疫系を活性化することによって、化学誘発線維肉腫を阻害する。(参照論文 12)

細胞培養試験において、アスタキサンチンは結腸、線維肉腫、乳房および前立腺癌細胞および胚線維芽細胞の増殖を阻害する、(参照論文 13)


アスタキサンチン 6つの効果と副作用

4)ケルセチン

ケルセチンの摂取は、胃がんと大腸がんのリスク低下に関して有望である。 (参照論文 14)

ケルセチンは、がん細胞増殖に関与する複数の酵素を阻害する。(参照論文 15)

白血病のマウスにケルセチンを投与すると、未治療対照群と比較して寿命が5倍に増加した。(参照論文 16)


ケルセチン 4つの効果と副作用

5)DHA と EPA

ドコサヘキサエン酸(DHA)は細胞周期に影響をおよぼし、細胞傷害性薬物と同時に取り入れた場合、癌細胞のG1期、S期およびG2M期において停止を誘発し、細胞周期を通してサイクリンおよび他の細胞周期マーカーの発現を減少させることができる。(参照論文 17)

ドコサヘキサエン酸は酸化的DNA損傷およびアポトーシスを誘導し、癌細胞の化学感受性を高める(DHAは抗がん剤の有効性を向上させる可能性がある)。(参照論文 18)


DHA と EPA 6つの効果と副作用

6)ビタミンK2

11,000人の男性の観察研究では、高いビタミンK2(メナキノン)摂取量は前立腺癌のリスクが63%低く、ビタミンK1(フィロキノン)は効果がない(参照論文 19)

ビタミンK2(メナテトレノン)を投与された肝臓がん患者の累積生存率は、12ヶ月で100%、24ヶ月で96.6%、および36ヶ月で87.0%。対照群の患者の生存率はそれぞれ96.4%、80.9%、64.0%であった。(参照論文 20)

肺癌細胞株において、ビタミンK2はがん細胞のアポトーシスに役立つ。(参照論文 21)


ビタミンK2 4つの効果と副作用

7)ニコチンアミドリボシド

NR(ニコチンアミドリボシド)は、高レベルの酸化ストレスを有するマウスにおいて肝臓がん腫瘍成長を制限できる可能性がある。(参照論文 22)

老化に伴う疾患やがんはNAD+減少に関連し、NAD+ブースター(NRやNMNなど)は、老化関連疾患を改善する可能性がある。(参照論文 23)


ニコチンアミドリボシド 8つの効果と副作用

8)カテキン

茶ポリフェノールは、Bcl-2(抗アポトーシスタンパク質)を阻害することにより、がんを予防する。(参照論文 24)

緑茶および紅茶ポリフェノールは、DNA、RNA、およびタンパク質レベルで癌細胞に影響を及ぼし、がんを予防する。(参照論文 25)


カテキン 8つの効果と副作用

9)亜鉛

19の研究が含まれているメタアナリシスにおいて、亜鉛不足は消化器系の癌、食道癌リスクおよび胃癌リスク、とくに結腸直腸癌のリスクを高める。(参照論文 26)


亜鉛 15の効果と副作用

10)カルノシン

カルノシンは結腸癌細胞の生存率を低下させ、HIF-1αおよび多剤耐性タンパク質MDR1-pgの発現を減少させ、結腸がん細胞のアポトーシスを誘導する。(参照論文 27)

カルノシンは、低酸素誘導因子1α(HIF-1α)の活性を低下させる。 HIF-1αは、肺癌、乳癌、前立腺癌、胃癌および大腸癌を含む多くのタイプのヒト癌において過剰発現され、腫瘍における薬物および放射線に対する耐性の主要な原因である。(参照論文 28)


カルノシン 7つの効果と副作用

出典 References
参照論文1 : Anticancer potential of curcumin: preclinical and clinical studies. (2003年)
参照論文2 : Curcumin and Cancer Cells: How Many Ways Can Curry Kill Tumor Cells Selectively? (2010年)
参照論文3 : Curcumin induces cell death in human uveal melanoma cells through mitochondrial pathway. (2010年)
参照論文4 : Targeting breast stem cells with the cancer preventive compounds curcumin and piperine. (2010年)
参照論文5 : Curcumin: a novel nutritionally derived ligand of the vitamin D receptor with implications for colon cancer chemoprevention. (2010年)
参照論文6 : Resveratrol depresses the growth of colorectal aberrant crypt foci by affecting bax and p21(CIP) expression. (2000年)
参照論文7 : Differential effects of resveratrol on androgen-responsive LNCaP human prostate cancer cells in vitro and in vivo. (2008年)
参照論文8 : Resveratrol for breast cancer prevention and therapy: Preclinical evidence and molecular mechanisms. (2016年)
参照論文9 : Anti-leukemia effect of resveratrol. (2002年)
参照論文10 : Antioxidative and antiproliferative effects of astaxanthin during the initiation stages of 1,2-dimethyl hydrazine-induced experimental colon carcinogenesis. (2009年)
参照論文11 : Effect of dietary astaxanthin at different stages of mammary tumor initiation in BALB/c mice. (2010年)
参照論文12 : Antitumor activity of astaxanthin and its mode of action. (2000年)
参照論文13 : Astaxanthin: Sources, Extraction, Stability, Biological Activities and Its Commercial Applications—A Review (2014年)
参照論文14 : A comprehensive meta-analysis on dietary flavonoid and lignan intake and cancer risk: Level of evidence and limitations. (2017年)
参照論文15 : Quercetin in Cancer Treatment, Alone or in Combination with Conventional Therapeutics? (2015年)
参照論文16 : Quercetin, a Natural Flavonoid Interacts with DNA, Arrests Cell Cycle and Causes Tumor Regression by Activating Mitochondrial Pathway of Apoptosis (2016年)
参照論文17 : A Critical Review on the Effect of Docosahexaenoic Acid (DHA) on Cancer Cell Cycle Progression. (2017年)
参照論文18 : Docosahexaenoic Acid Induces Oxidative DNA Damage and Apoptosis, and Enhances the Chemosensitivity of Cancer Cells. (2016年)
参照論文19 : Dietary intake of vitamin K and risk of prostate cancer in the Heidelberg cohort of the European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition (EPIC-Heidelberg). (2008年)
参照論文20 : The effect of menatetrenone, a vitamin K2 analog, on disease recurrence and survival in patients with hepatocellular carcinoma after curative treatment: a pilot study. (2006年)
参照論文21 : Apoptosis induction of vitamin K2 in lung carcinoma cell lines: the possibility of vitamin K2 therapy for lung cancer. (2003年)
参照論文22 : Boosting NAD+ for the prevention and treatment of liver cancer (2015年)
参照論文23 : NAD+ Deficits in Age-Related Diseases and Cancer. (2017年)
参照論文24 : Cancer prevention by tea polyphenols is linked to their direct inhibition of antiapoptotic Bcl-2-family proteins. (2003年)
参照論文25 : Mechanisms of cancer prevention by green and black tea polyphenols. (2006年)
参照論文26 : Association between zinc intake and risk of digestive tract cancers: a systematic review and meta-analysis. (2014年)
参照論文27 : l-carnosine dipeptide overcomes acquired resistance to 5-fluorouracil in HT29 human colon cancer cells via downregulation of HIF1-alpha and induction of apoptosis. (2016年)
参照論文28 : The Anti-Proliferative Effect of L-Carnosine Correlates with a Decreased Expression of Hypoxia Inducible Factor 1 alpha in Human Colon Cancer Cells (2014年)

広告

広告準備中